製造3部門の仕事

日々、鋼管の加工や検査を行う3課。
製造の最終工程を担う重要なポジションで、
簡単に機械化できないのも特徴です。

ライン課

大胆にパイプを切り、自由自在に移動

ラインといっても単調作業をずっと繰り返すわけではありません。ライン課の役割は主に二つで、一つはパイプ内外面のスケール(金属の表面に生じる微細なサビ)を取り除くこと。そしてもう一つがパイプの長さ調整と試験材の切り出しです。どちらの工程でも、大きなパイプをクレーンを使って運搬しています。

精整課

手作業の繊細さが光る職人の工程

精整課では特殊検査や最終検査、削り加工などを行っています。出荷先のお客さまによってパイプの規格はさまざま。パイプの長さや厚み、外径(パイプの外側の直径)、内径(パイプの内側の直径)などを、自分の目と専用機具でじっくり確認します。もしキズを見つけたらグラインダーと呼ばれる工具で一つひとつ削り、最後にスプレーでサビを防ぐ油を吹き付けます(塗油工程)。ほぼすべてが手作業のため、時間をかけて職人技を身につけていきます。

印字課

どんなキズも欠陥も、見逃さない

印字課は主に油井管(ゆせいかん/原油や天然ガス用の配管)の最終検査を行っています。例えば、パイプの内側から圧力をかける水圧試験や、形状(曲がりや凹みの有無)を確認するドリフト試験など。また、重さや長さを測ってパイプに印字したり、サビ止めの油を塗るなどの作業を行っており、出荷前の最後の砦としての役目を担っています。

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